一重太鼓結びとは?


 一重太鼓結びとは、名古屋帯で結び、着付け初心者の人でも結びやすい基本の結び方です。普段着の帯で結ばれることが多いです。お太鼓結びの太鼓部分が一重になったもので、丸帯や袋帯を結ぶときに用いられます。

 

 太鼓結びには、一重太鼓結びより格が高い二重太鼓結びという結び方もあり、こちらは太鼓部分が二重になったもの。結婚式や式典、コンサートなどのフォーマルな場では二重太鼓で行くことが多いようです。また、お葬式では不幸が重ならないように一重太鼓にするのが一般的です。

 

 パッと見るとわかりませんが、よく見るとお太鼓の厚みと帯の枚数が違うのがわかります。一重太鼓のほうが二重太鼓に比べてスッキリとした印象です。一重か二重かどうかもポイントですが、着物で大切なのはキレイに結べているか、歪んでいないかなども大事な要素なので、そういった点も注意しながら着こなすようにするといいでしょう。